昨年、開院いたしました当クリニックは、今回初めて参加させて頂きました。県内の病院、老人保健施設、訪問看護ステーションなど、たくさんの方が参加され会場内は一杯でした。
介護施設から5例の事例報告と、特別講演としてコンチネンスジャパン株式会社 教育ビジネスディレクターの方より「排泄用具の選択とトイレの工夫」と題して、看護、施設における排泄の現状や課題と問題点、現場での取り組みについての講演がありました。
事例検討会では、老人介護施設より、尿路感染についての報告がありました。
カテーテルによる尿路感染や、閉塞を繰り返している方に対して膀胱内を洗ったり、頻回に交換をしたりと、工夫していたそうです。
参加していた専門医師より、1日の尿量を増やす目的で、水分摂取量を増やす事や、尿を酸性に保ち尿路感染予防を図る(クランベリージュースやビタミンC剤の内服etc)ことも良いのではと助言がありました。
この他にも同じような問題を抱えた方々より、活発な意見交換がなされました。
排泄ケアに関する様々な問題に、誰もが直面し共に考え、工夫している姿勢を伺え知ることができました。
排泄に関しても十人十色、個人に合った援助を考える、よい機会となりました。
来年は、第30回の節目の年となり、市民公開講座などを予定しているそうです。また日程、内容など決まりましたら、ブログでご紹介したいと思います。
ラベル:尿失禁 泌尿器科 クリニック