
開業してから様々な講演会を頼まれることが多くなりました。去る19日土曜日は、佐久小諸地区の養護教員(保健室の先生)の皆さんを対象に講演し、「
学童期の泌尿器科疾患」をテーマに1時間半にわたって話してきました。
出席者の皆さんが熱心に話を聴いてくれたおかげで、こちらとしてもやりがいのある講演会となりました。関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
信州大学時代に小児泌尿器科分野を任されていた私としては、東信地区はこの分野において少し遅れている印象を持っていました。しかし、これからは違います。小中学生のお子さんの頻尿、おねしょ、日中の尿漏れ等でお悩みの親御さんは多いかと思います。
「
こんな症状でお医者さんにかかっていいのかしら」
そう思ったら、保健室の先生に相談しましょう。
小中学生のおしっこの症状には、腎臓の機能に悪影響を及ぼす病気が隠れていることが少なくありません。とくに、日中の尿漏れは危険なサインです。膀胱炎はだれでも起こすことがありますが、腎盂腎炎は背景に先天的な病気を抱えていることがあります。
もちろん、保健室の先生に治療をすることはできません。しかし、その症状が、病院を受診するべきものなのか様子をみて良いものなのか、講演会に出席された先生は自信を持って教えて下さるでしょう。
保健室の先生が判断に困ったときは、私に連絡してくれるようお願いしてあります。どうか、安心して悩みをぶつけてください。
posted by クランベリー at 20:50|
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Dr.さとうから
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