2012年01月26日

口述筆記

gremz ゴミ分別


テレビ番組で泌尿器科の疾患をとりあげていると、院長は可能な限り視聴するようにしています。そこから専門知識を得ようとしているわけでは決して無く、その泌尿器科医が正確な情報を伝えているかを判断するためです。先日の新聞広告にクランベリーエキスの入った健康食品が載っていて、クランベリーが尿漏れや過活動膀胱などの尿トラブルに効果があると書いていました。それは嘘っぱちです!クランベリーは膀胱炎の細菌を抑える働きがあるとされていますが、いわゆる排尿障害との関係はありません。(話が逸れましたので元に戻ります)
泌尿器科疾患の番組を患者様も御覧になっているわけで、診察室で院長に「昨日のテレビでは◯◯◯・・と言っていましたが本当ですか、私も当てはまるのでしょうか?」と質問されることが多々あるそうです。すると院長は「そのとおりですよ」とか「あれはちょっと違って、△△△・・というほうが正しいですね」などと話すのだそうです。

先日は「夜間頻尿と浮腫(体のむくみ)」をテーマにした番組コーナーが放送されました。院長曰く「浮腫を取り上げということは専門知識のある泌尿器科医なのだろう、これはちゃんと見ておこう」と言いました。「浮腫以外にも原因があるよ」私に話してくれた事がありますので、それを書きます。

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年をとると眠りが浅くなってくるので軽い尿意で目が覚めてしまう。軽い物音でも目が覚めてしまう。物音で目が覚めた時、若い人は軽い尿意があってもそれを乗り越えて眠ることができる。年をとると尿意を乗り越えて再度眠ることができにくくなる。だから何回もトイレに起きるのです。年をとると尿意を感じてトイレに行くのか、目が覚めたからトイレに行きたくなるのか曖昧になるが方が多くみられます。さらに人は夜になると眠気を催すホルモン(メラトニン)が分泌されます。夜中にトイレに起きて廊下やトイレが明るいと光の刺激によってメラトニンが分泌されなくなります。従って夜に一度オシッコに起きるとそれ以降の眠りは極端に浅くなります。睡眠障害による夜間頻尿の対策として当院では睡眠薬の使用をオススメしています。それも寝る前に飲むのではなく夜中にトイレに起きた時、即ちメラトニンが出なくなった時に補う目的で睡眠薬を服用するのが効果的です。特に冬場は体を動かすことが減って眠りが浅くなりやすいので、夜間頻尿の方は眠りの深さと夜間のおしっこの回数の関係を意識されてみては如何でしょうか。

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この文章を院長が自分で打たないのは「メンドウクサイ」からだそうです。夜間のトイレと浮腫の関係については後日、口述筆記Part2として記事に致します。

案の定、放送翌日に浮腫との関係を患者様から質問されたそうです。マスメディアの影響は大きいのですね。



posted by クランベリー at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | Dr.さとうから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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