2012年08月26日

医療と保険

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2011年2月の厚労省の発表によると、自営業や無職の人が加入する市町村運営の国民健康保険で、2009年度の保険料納付率が全国平均88.01%となり、過去最低を更新したそうです。08年度以降の景気悪化が影響したようで、加入者数は31万人減ったそうです。保険料を1ヶ月でも滞納した世帯は10年6月1日現在、約436万世帯。長期滞納者に厳しい措置の「資格証明」」交付は30万7千世帯。多くの人達が無保険状態であることがデーターから伺えます。
健康保険が無い=受けられるはずの医療給付が受けられないということです。医療機関の窓口で医療費の10割を自己負担するのは、大変だと思います。否、体調が悪くても受診しない方もいらっしゃるでしょう。

経済的理由で治療を諦めてほしくないと私は思います。それを伝えたくて、この春頃から診療報酬の話を記事にしてきました。身体の何処か具合が悪くなった時に頭を過るのは「悪い病気だったらどうしよう」「どんな検査や治療を受けることになるんだろう」。それと同時に「医療費はどれくらいかかるのだろう・・」「もし入院となれば仕事は、収入はどうなる」といった経済的な心配もおありでしょう。国民皆保険制度のもと、安心して医療を受けられる公的な医療保険制度を活用しない手はありません。高額療養費、ジェネリック医薬品の推進、国保の保険料の軽減措置など、個人の負担を少しでも減らす策があります。患者様の自己申告に基づく制度もありますので、加入している健康保険の保険者や市区町村にお問い合わせ下さい。総合病院の「医療相談窓口」といった部署でケースワーカーに御相談することもできます。

 
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以下の記事もご参照下さい。
http://continence-clinic.seesaa.net/article/272302131.html
http://continence-clinic.seesaa.net/article/272306964.html
http://continence-clinic.seesaa.net/article/272887789.html
posted by クランベリー at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | クリニックのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする