2014年08月21日

スタッフから〜尿路ストーマ管理を受講して

gremz


2014/08/10メディカ出版主催「ナースのための泌尿器科看護スキル」の講義を受講させていただきました。今回の講義は「排尿ケアトラブルシューティング」「カテーテル管理とケア」「尿路ストーマ管理とケア」「尿路性器感染症の診断・治療・ケア」について行われました。 基礎的な内容から具体的な用具や症例に基づいた講義もあり、大変勉強になりました。その中でも今回は尿路ストーマケアについてまとめましたので報告します。

尿路ストーマとは疾患によって膀胱に尿が溜められなくなった患者さんに尿を排泄するために造設された排泄口のこと。自分の意思で排泄ができず、完全失禁状態になるのでストーマ装具を使用して生活することになる。ストーマケアの大切なことはストーマ保有者に対して安心できる排泄ケアを提案すること。

術前ケア
1. 術前オリエンテーション(身体的準備・精神的準備)
2. ストーマ造設へ向けての準備(ストーマサイトマーキングの実施、社会福祉制度の紹介)〈クリーブランドクリニックの5原則〉
1) 腹直筋を貫く位置
2) 皮膚のくぼみ、しわ、瘢痕、上前腸骨棘の近くを避けた位置
3) 本人が見ることができ、セルフケアしやすい位置
4) 腹壁脂肪層の頂点
5) 臍より低い位置
※ 1)2)を優先する

術後ケア
1. ストーマとストーマ手術創の管理
ストーマ粘膜皮膚接合部、近接部、皮膚保護材貼付部、皮膚保護材貼付部外周のそれぞれを観察する
・ 正常なストーマ粘膜の色は赤色でプルっと光沢がある(血流障害されると
暗赤色)
・ 皮膚保護材部の発赤、びらん、かゆみ、湿疹がある場合は面板の変更も考慮
2. 尿管カテーテルの管理
カテーテル留置の目的:尿管・腸管吻合部の安静、尿排泄の確保
〈観察項目〉
・ カテーテル挿入の長さの確認(カテーテル脱出の予防)
・ カテーテル固定状態の確認
・ 尿の流出、性状の確認(腎機能の保持・尿路感染の評価)
・ 左右のカテーテルの区別と排泄の評価(両方から出ているのか)
3. 精神的支援

ストーマ装具交換の実際
@ 愛護的に装具を剥がす(リムーバー使用した方が剥離刺激の軽減になる)
A 周囲皮膚を石鹸洗浄する→汚れの除去が必要(石鹸は泡立てて使用)
B ストーマの観察(観察場所は上記参照)
C 面板ストーマ孔をあける(ストーマ経プラス5o程度でカット。小さくならない
ように注意)
D 装具を装着する(貼付直前にストーマの腸粘液と尿を拭く)
E 貼付後は10分程度安静にする(面板はジワジワ粘着するためにすぐ体動しないように説明)

感想
今回の講義で尿路ストーマについて学びを深めることができました。現在、当クリニックでは尿路ストーマ管理の患者さんはいませんが、今後に活かしていきたいと思います。


posted by クランベリー at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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