医療事故。大勢のスタッフが手を洗った後、布製のタオルで手を拭いていたそうです。しかも。同じ1枚のタオルを皆が使い回ししていたから、点滴の中に腸内細菌が混入してしまったとか・・。
クリニックに携わる者としては、衝撃の事故でした。
そこで、普段は患者様が目にすることの少ない箇所を中心に当院の現状をご紹介致します。
処置室の手洗いスペース。布製タオルではなく、使い捨てのハンドタオルなのは、あまりにも当然。
水道栓にはセンサーがついていて、その上に手をかざすだけで、蛇口の
開閉ができます。手が汚れている時でも、サッと水を出せるので便利です。INAXのキッチン用の自動水栓で、ホースを引き出せばハンドシャワーにもなります。
次は主にスタッフが利用する洗面室。
ここも当然使い捨てのペーパータオル。
超音波検査の後、ゼリーがついた患者様のお腹を拭くのは、布製のタオル。肌触りの良い柔らかいタオルを準備しています。
これは使い捨てではありませんが、お一人毎に別のタオルを使い、クリーニング業者に洗濯に出します。
医療器具の多くは使い捨てです。注射器やガーゼ類。感染予防をきっちりするとゴミは増えるばかり。エコロジーとは対極の世界です。