2008年09月18日

ナースのお仕事・・・?(4) 〜信州排泄ケア研究会〜

P1030348-2.JPG9月6日(土)に信州排泄ケア研究会が松本市にて開催されました。昭和62年から活動しているこの会は、今年で第30回という節目を迎え、今回は医療従事者だけではなく『市民の方にも』ということで、市民公開講座という形で講演会が行われました。


高齢者の尿失禁を中心とした排尿障害」という教育講演では、尿失禁の手術やカテーテルの管理方法などのお話をしていただき、参加者の女性の方から、手術の適応、年齢etcについての質問がありました。

特別講演の「備えあれば憂いなし 災害時のトイレを考えよう!」では、阪神淡路大震災の被災者の方に、被災後、どれくらいでトイレに行きたくなったか?とか、避難所に今一番必要なものは?etc 興味深いアンケートの結果報告や、災害時のトイレ事情をわかりやすく説明して下さいました。

阪神淡路大震災では簡易トイレの数が少なかったり、テント式の簡単なトイレで、夜トイレに行くと明かりと人影が外に漏れてしまったりしたようです。このような改善点が新潟県中越沖地震に生かされて、プライバシーを守れる形のトイレやバイオトイレ、都心では災害時マンホールの蓋をあけその上に簡易トイレを設置するという試みが始まっているそうです。

しかし、その簡易トイレをしまっておく場所や、いざというときに誰が組み立てて誰が設置するのか?という課題もあるようです。いつ、何が起きても困らないように、家庭でも何かひとつ、準備をしておくことが大事なことだそうです。(長野県は畑があるから畑に穴を掘ればいいそうです。)

といっても何から準備したらよいか?と考えてしまいます。お話の中には、「登山に行く準備があれば緊急時は脱せるし、家族で楽しくキャンプをしながら、非日常を体験するということも良い勉強になります」とアドバイスしていただきました。
 自然災害のほとんどない佐久市に暮らしておりますが、簡易トイレのサンプルを少し頂戴してまいりました…。


P1030349-1.JPG来年の第31回はさとう泌尿器科クリニックが幹事で開催されることになりました。場所は地元佐久市です。詳細は未定ですが、決まり次第UPさせていただきます。一般の方々に参加していただける内容になると思います。

皆様のご参加をお待ちしております。




ラベル:泌尿器科
posted by クランベリー at 08:58| Comment(6) | TrackBack(0) | スタッフから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、きくち泌尿器科クリニックのナースです。さとう泌尿器科クリニックの皆様からは、いつも大変良い刺激を頂いております。 
 
 私も先日、松本の講演会に行ってきました。高齢者の排尿障害、尿失禁について大変興味深い内容でした。そしてその中でも、腹圧性尿失禁の骨盤低筋体操の限界年齢についての話があったのですが、そこの年齢を聞き逃してしまいました。
もし記憶していたらまた教えてください。
突然のコメントで失礼しました。これからもよろしくお願いいたします。
Posted by K.くりにっくナース at 2008年09月23日 09:16
こんにちは。開業以来きっと、ドキドキの連続だと思います。
きくち先生も有能なスタッフをお集めになったと、うちの院長は評価しております。

年齢に関しては、参加したスタッフに確認してからお返事致しますね。
Posted by cranberry at 2008年09月23日 14:42
先日はお疲れ様でした。m--m
実は・・・私もその辺は聞き逃してしまいまして・・・。
クリニックでは患者様の年齢と体力に応じて、座位のままでも行える骨盤底筋の指導をしています。
更に”膀胱脱の程度”の重い方は早めに他の治療法を勧めています。
御質問の答えになっていなくて申し訳ないのですが、ご参考までに・・・。
Posted by スタッフより at 2008年09月24日 17:19
お忙しい中、お返事有難うございます。
いえいえ、おきになさらずに。他にたくさんの話があった中で記憶するのは大変す。

 書き込みの”膀胱脱の重い方”に進めている治療法とはどのようなものでしょうか?
もしよろしければ教えて下さい。

開業して2か月余り経ちますが、何をするにも不安と緊張の連続です。毎日、”これでよかったかな”、”ああすればよかったかな”、などと自問自答しています。でも先生とスタッフみんなで少しずつ素敵なクリニックが出来る様にしたいと思います。

Posted by k,くりにっくナース at 2008年09月24日 19:54
毎日緊張の連続でしょうね。自問自答はは1年後には笑い話になりますよ。大切なのは、失敗してもいいから、同じ失敗を繰り返さないことだと思います。

膀胱脱や子宮脱が起こるほど骨盤底筋がゆるんでしまうと、体操では元に戻りません。手術(腟壁の縫縮やネットで引き上げる手術)が必要です。脱の修復は尿失禁の手術ではありません。腹圧性尿失禁がある患者さんには失禁防止術の併用が必要になります。尿失禁がない患者さんに脱を修復手術をすることで、逆に尿漏れするようになることがよくあります。脱の修復時に、失禁防止の手術を併用するべきなのか、あらかじめ評価が必要です。
Posted by 院長 at 2008年09月25日 12:51
 院長先生からのアドバイス、大変恐縮しております。
 お忙しい中、お手間を取らせてしまい、大変申し訳ありませんでした。
 治療法について、詳しい説明ありがとうございます。患者さんに骨盤低筋体操の説明をする時に役立てていきたいと思います。
 丁寧にお答え頂きたいへんうれしく思います。
 そのお言葉を忘れずに日々努力して行きたいと思います。
Posted by k.くりにっくナース at 2008年09月25日 20:11
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