2008年11月09日

FMラジオで健康番組 後編

gremz エコバッグ


ラジオ♪FMラジオで健康番組という記事の後編になります。15分間のトークを全て文章化すると結構な字数になるので、前編、後編とに分けました。

Qはラジオのパーソナリティー、Aは院長となります。
Q 親御さんにできることはありますか?
A ホルモンの日内変動を形成するために、規則正しい生活を送らせることが大切です。また、精神的ストレスとおねしょの因果関係も報告されています。学童期であれば、おねしょした子供を叱ることは逆効果だと思われます。叱らずに、おねしょをしにくい環境をつくってあげましょう。
睡眠中に作られるおしっこの量を減らすことが大切です。具体的には、寝る前に体の余分な水分を減らしてあげるよう、夕方以降に水分の摂取を減らすことや、入浴にゆっくり時間をかけることが有効です。


Q おむつは使ってもよいのでしょうか?
A これもいろいろな説がありますが、私は使った方がよいと考えています。おむつがないと、おねしょした後に冷たくて居心地が悪く、眠りが浅くなる可能性があります。このことは、ホルモンの日内変動を形成するのに良い環境とは言えません。おむつを使うことで、夜の眠りが深くなり、ホルモンの日内変動を形成する手助けになると思われます。また、布団を洗う必要がなくなることから、本人や親御さんの精神的ストレスも軽減されると思います。

Q おねしょを治す薬はありますか?
A 三環系抗うつ薬と呼ばれる薬がよく使われます。もともとはうつの治療に使われる薬ですが、おねしょで保険適応があり、大きな副作用はありません。効果としては、膀胱の筋肉をゆるめて沢山おしっこを貯められるようにする作用、睡眠中に作られるおしっこの量を減らす作用などが言われています。
確かに効果はありますが、内服することでおねしょがぴたりと止まるところまではいかないことが多いようです。それまで毎晩失敗していた子が、たまに失敗しなくなる、週に3回の失敗が1回に減るその程度の効果と考えてください。先ほど話が出た、抗利尿ホルモンも選択枝の一つではあります。鼻からスプレーする点鼻薬です。この薬を使うと、腎臓が一定時間おしっこを作らなくなるので、おねしょはかなりの確率で止まります。しかし、副作用があること、おねしょの基本的な治療にはならないことから、欧米ではあまり積極的に使われないようです。

Q 学校行事のお泊まりの時は、先生に起こしてもらうしかないのでしょうか?
A 私のクリニックでは、普段は三環系抗うつ薬のみ処方しています。ただし、学校行事のお泊まりなど、全体に失敗させたくないときのみ抗利尿ホルモンを使ってもらっています。ぶっつけ本番では心配なので、あらかじめ数回試してみてもらってからお泊まりに臨んでもらっています。

Q わかりました。最後にリスナーの皆さんへメッセージをおねがいします。
A こどものおねしょで大事なことは、様子を見て良いのか、検査を受けるべきなのかを見極めることです。様子を見て良いおねしょに対してお薬は助けにはなりますが、基本的には発育に伴って自然に治るのを焦らず見守ることが大切です。一時的に効果があるからといって、安易にホルモン剤を使うのはあまりお勧めできません。対応に迷うようなら、まずは保健室の先生に相談してみましょう。
また、私のクリニックでは、毎週月曜1時から3時の間、尿漏れに関する無料電話相談を行っています。この時間帯に電話していただければ、私が直接ご相談に乗ります。







posted by クランベリー at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | クリニックのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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