gremz 省エネ
立科町にあるカタクリと野草の寺。季節毎にたくさんの花で彩られていましたが、先日の寒さで紅葉も終わってしまったようです。落ち葉を燃やしているのでしょうか。白い煙がゆらりと立ちのぼっていました。
しずかなしずかな 里の秋 お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんと ただ二人 栗の実煮てます 囲炉裏ばた
明るい明るい星の空 鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は
ああ父さんの あの笑顔 栗の実食べては 思い出す
お寺を眺めていたら、里の秋という童謡が頭に浮かびました。ところで、おせどって何?おせど??
皆さんご存じですか。気になるので調べてみました。
おせど お背戸は「裏山」「裏木戸」という意味らしいです。秋が深まった山里の静かな生活の様子を唱っているのだなーと、浸っていたら、歌詞はそれだけではありませんでした!
この童謡の3番と4番の歌詞です。
きれいなきれいな椰子の島 しっかり護って下さいと
ああ父さんのご武運を 今夜も一人で祈ります
大きく大きくなったなら 兵隊さんだよ うれしいな
ねえ母さんよ 僕だって 必ずお国を 護ります
昭和16年太平洋戦争直前の頃に戦意昂揚の歌として作られました。戦後に日本の復興を誓う歌として大ヒットしましたが、3番と4番の歌詞は抹消されたそうです。その後いろいろな経過を経て3番は次のような歌詞に変更されました。
さよならさよなら 椰子の島 お舟にゆられて 帰られる
ああ父さんよ 御無事でと 今夜も母さんと 祈ります
ただ単に秋のに栗を食べてる親子の歌ではなかったのですね。
本文との関係は希薄ですが、お寺の周囲で撮った写真です。
ラベル:立科町