gremz エコアクション
当院では14日の夜から全館暖房(空調を含む)を止めて、遠赤外線ストーブとでオイルヒーターで暖を取っています。灯油の利用は給湯だけとさせて頂きました。クリニックの2階でも14日の昼から暖房を切っています。
暖房を止めて給湯を優先させた理由を記します。
長野県内は中部電力管内なので計画停電の地域外であるため電力はあります。電気ストーブを利用することで当院が負担する電気代は増えますが、それでも良いと院長が決断しました。待合室と診察室と処置室と、患者様がおられる場所にストーブを置いています。トイレや廊下は寒いですが何とか寒さを凌げます。診療中に院長やスタッフは何度も流水で手洗いします。水では手が冷たくなり、その手で患者様のお体に触れるのでは、あまりに申し訳有りません。せめて温もりのある手で診察や看護を行いたいと私達は考えました。
院内の灯油量は若干の余裕がありますが、タンクが空になったからといって補給してもらえるかどうかわかりません。全ての物が底を付いた状況で被災者の救護に携わっておられる医療従事者の御苦労を思えば、私達の灯油を節約など微々たるものでしょう。クリニックだから優先的に灯油を回して欲しいのではなく、クリニックだからこそ節約を・・。当院にある医薬品や医療資材なども大事に使っています。少しでも東日本の医療関係機関へ融通したい、たくさんの命を守ってほしい、灯油を通しての当院からのエールです。
そして、いつもと同じように来院下さり、寒い院内で院長の要望を静かに受け入れて下さる患者様の御理解に深く感謝しております。
ありがとうございます。