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4日に佐久市長者原でジビエ祭りが行われました。地元の猟友会が駆除した野生動物を使って佐久市内外のレストランのシェフがジビエ料理を振る舞うというイベントの第1回目でした。会場で鹿の解体するとも聞いていたので、私達は敢えて遅い時間に訪問してみました。お祭りは大盛況だったようで、料理は完売!猪の肉でとったラーメンのスープが残っており、「麺は無いけれどスープだけでもどうぞ」と勧められましたが、私は丁寧にお断りしました。
鹿肉のバーベキュコーナーに立っている関係者の方々。
「オーっさとう先生じゃねーか。最近調子がいいよ」と声を掛けられたと同時に「ハイよ」と缶酎ハイと残っていた焼肉が院長の手に渡されました。(うちの患者様でした)
ここが鹿の解体が行われたスペース。とてもアップでは撮れません・・。
猟師さんと直接お話ができました。
◯ 鹿1頭を大まかに解体した後、レストランに納入している 現在は最低限の手間賃しか貰っていない
◯ ブロック毎に切り分けるとか、肉から骨を外すなどの細かい作業はしていない
◯ 切り分けるとしたら手間賃をプラスする
◯ 鹿肉は寄生虫の心配が無く、まして犬の食餌になるならほぼ問題は無いであろう
◯ 残った骨は穴を掘って埋めている
◯ ジビエ料理として活用することを優先させるので、残った屑肉や骨ならペット用に無償で提供してもよい
◯ 解体場所まで引き取りにきてほしい
等など。「今残っている骨ならあげるよ」と仰って頂いたので二つ返事で頂戴しました。
早速会場内で犬に試食させました。
この瞬間からソフィーの宝物になった骨。
長野県内各地でジビエ料理の普及が進められています。鹿や鳩、ウサギなどの料理を楽しみに県外から客が訪れるレストランもあります。地元の食材を地元で食する・・これが地産地消です。信州の野生動物を信州の犬たちが食べる・・それもまた地産地消だと思います。犬たちは人間が食べない部位で十分に満足できます。むしろ栄養価は高いかもしれません。私が知っている飼い主さんの中には愛犬のためにワンコ専用の冷蔵庫を置き、通販で良質な肉を買い求めている方が何人もいらっしゃいます。県外から取り寄せなくても地元に良質なタンパク源があるのですから利用しない手はないでしょう。しかし、猟師さんの手から犬の口元に渡るまでの道のりはパック詰めされた肉とは違い、平坦ではなさそうです。
会場近くには雪が残っていたので散歩させようと犬を車から下ろしましたが、
動かない、歩かない
骨をくわえたまま車に戻ろうとする
骨の内部には犬にとっては最高に美味しい髄があります。夢見心地で・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・と舐めるソフィーを見ていると、定期的に食べさせてあげたいと思うのです。どうしたら安定した入手経路を確保できるのでしょうね。
続く