2012年03月06日

鹿の食害と犬の食餌について3

gremz


ジビエ祭り会場で解体された野生鹿の残骸を猟友会の腕章をつけた別の男性が素手でポイポイとビニール袋に入れて下さいました。「血が垂れるといけないから袋を二重にしておいたよ」鹿の後ろ足を1本私の目の前に差し出して「これもいるかい?」と聞かれましたが「申し訳ありませんが、もう少し細かく切ってもらえませんか」とお願いしました。「心臓も持っていくかい?」「一応入れてください|)゚0゚(| ホェー!!」
覚悟していましたが、野生動物一体を駆除して処理するとはそういうことです。家畜の屠殺とも違うワイルドな方法です。
警察官に見つかったら絶対に職務質問されそうな赤い袋を車に載せて、私達は帰宅しました。

さあこの大量の血まみれの骨をどうする(━_━)ゝウーム

まずは大型犬を飼っている友人に電話をしました。するとこちらも二つ返事で「後で取りに行く!! ちょうど東京から友達がバーニーズを連れて遊びにきているから一緒に行くよ」
クリニックに来て頂いて「これはどこの骨?肩かな?骨盤かな?これが心臓だね。ヘーッ人間の心臓と同じくらいの大きさなんだ・・」などなど皆初めて見る新鮮な鹿肉に興味津々。終いには「帰ったら自分で食べてみる」と友人は宣言く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!! 持つべきものはワンコ友達であります。
翌日は大型犬を飼っておられる近所のお宅に強制的にお届け致しました。σ(^_^;)アセアセ 他にも大型犬を2頭飼っている知人に電話しましたが、1頭が鹿肉アレルギーがあるというので断念。

ここで、佐久地域で暮らすワンコたちにお願いです。鹿の骨と屑肉を食べる手伝いをしてください。骨は無償で提供してもよいと猟師さんは仰っていましたが、幾らかの寸志はお渡ししたいと考えています。骨は私が受け取りに行くので、クリニックまで取りに来て頂けると助かります。ソフィーと散歩がてらに行ける距離でしたら私がお届けに伺います。(予定)たくさんのワンコの協力があれば野生動物の更なる有効利用ができます。人間の事情で殺される動物の生命を無駄にしないためにも、犬の食餌としての活用方法が見いだせればと考えています。

ソフィーにとって野生の鹿は野山を共有する仲間です。このブログでも何度かとりあげていますのでお読み下さい。
http://continence-clinic.seesaa.net/article/97008419.html
http://continence-clinic.seesaa.net/archives/20111021-1.html
http://continence-clinic.seesaa.net/article/225036058.html

野生動物の生命を尊ぶことは、信州の野山で遊ばせてもらっている私とソフィーに与えられた課題です。鹿肉で起業するなどは全く考えていません。鹿が与えてくれる優れた栄養素をワンコたちに食べさせて、地産地消という形で信州の山の神様への恩返ししたいというのが私の希望であります。

今回協力しれくれたワンコ達
ジェノ  ポインター 軽井沢町 
ライク  バーニーズマウンテンドッグ 東京
レプトンフェルミ  フラッドコーテッドレトリバー 佐久市
ソフィー バーニーズマウンテンドッグ 佐久市      合計5頭

次回の駆除の日時は未定です。鹿肉を食べさせたい!という飼い主さんはクリニックまでご連絡下さい。但し、手袋をしても手が血まみれになるのは(>_< )イヤッ( >_<)イヤッという飼い主さんははご遠慮下さい。┌|∵|┘ヨロシク┌|-.-|┐ペコッ

終わり
posted by クランベリー at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 信州の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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