2012年05月29日

スタッフから〜当院での高額療養費の具体例

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関連記事と併せてお読みください。
http://continence-clinic.seesaa.net/article/267918385.html
http://continence-clinic.seesaa.net/article/272306964.html
http://continence-clinic.seesaa.net/article/272313418.html

【さとう泌尿器科クリニックでの例】
5月1日:当院で前立腺針生検を受けられた場合、年齢区分を問わず再診料と検査料を併せて 窓口1割負担の方:4、000円  窓口3割負担の方:12、000円の医療費となります。(自己負担額が少ないので高額療養費は適応されない)

5月10日:生検の結果、前立腺癌と診断された為、投薬(カソデックスを90日分)注射(ゾラデックスLA10.8r)の治療を行い、S総合病院へ骨シンチグラム、CT撮影を依頼した。窓口1割負担の方は16、000円 窓口3割負担の方は48,000円の医療費となります。
◯これまで70歳以上で1割負担の方は16,000円を窓口でお支払いして頂いていましたが、4月からは高額療養費が自動的に適応されますので実際に支払う金額は8,000円となります。(自己限度額12,000円のうち5月1日に4,000円の医療費を支払っているので、差額分の8,000円を自己負担するだけでよい。5月中にもう一度当院を受診した場合、窓口での自己負担額は0円となります。)

◯70歳以上で3割負担の方は48,000円をお支払い頂いていたわけですが、高額療養の自己負担限度額44,000円が自動的に適応されますので、5月1日の12,000円との差額分の32,400円が実際に窓口で払う金額となります。(5月に当院を再診した場合の自己負担額は0円となります。)

◯70歳未満で3割負担の方は高額療養費の適応にはならないので48,000円となります。

5月24日:S総合病院にて・骨シンチグラム・腹部CT撮影造影剤使用(16列以上64列未満のマルチスライス型)を受けた場合、初診料と検査料を併せて 窓口1割負担の方:8、500円  窓口3割負担の方:25、500円の医療費となります。
※70歳以上の1割負担の方でも、さとう泌尿器科クリニックでは高額療養費の自己負担限度額に達していても窓口が異なるため、S総合病院ではお支払いが発生します。

※ あくまで一例ですので、CT撮影部位、造影剤使用の有無、撮影枚数などによって負担額は変わります。ご注意下さい。

6月:ひと月(5月)にかかった全ての医療機関(ここではS総合病院と、さとう泌尿器科クリニック)の医療費の領収書・申請書類などで保険者に報告すると合算され、自己負担限度額以上支払った分が2ヶ月〜3ヶ月後に患者様の指定の口座に振り込まれるしくみです。
※70歳未満の場合は21,000円以上ないと合算できません。

どの医療機関を何回受診したかで、医療費を合算できるできない、などの高額療養費の計算式が変わってきますので「70歳以上だから、ひと月の医療費は12,000円で済む」というわけではありません。後日に高額療養費の申請が必要になるケースも発生するのです。当院を受診されて高額療養費の適応となる患者様には、医療事務員からご説明させて頂きます。
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posted by クランベリー at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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