2012年06月07日

スタッフから〜ジェネリックで医療費の抑制?

gremz


此方の記事を併せてお読み下さい。
http://continence-clinic.seesaa.net/article/273946858.html

新しく発売される医薬品の特許期間については前回の記事で書かせて頂きました。日本の後発医薬品(以下、ジェネリック医薬品とする)の普及率は世界の先進国の中でも低いそうです。その理由の一つとしてアメリカを例にあげると・・、日本のような医療保険制度が無いために莫大な医療費を患者は負担しなければなりません。そのため、少しでも価格の安いジェネリック医薬品に変えようとするのです。しかし日本でも増大する国民の医illust2799_thumb.gif療費を少しでも抑制するために厚生労働省はジェネリック医薬品の処方を推進するための対策をとりました。先発医薬品は研究開発に多額の費用がかかるために、どうしても割高になります。特許が切れて割安になったジェネリック医薬品の普及は医療費の財源確保にも繋がるのです。この4月からの診療報酬改定で、ジェネリック医薬品の処方に関しても変更がありました。

illust4055thumb.gifこれまで医師の交付する処方箋には商品名が記載されていて、調剤薬局では原則として同じ商品名(※1)の薬を調剤していました。この4月からは、調剤薬局でジェネリック医薬品の調剤をしやすくするために、医師が一般名(※2)で処方を行った場合、(名前は違っても)有効成分が同じ薬を調剤することが可能になりました。その評価が一般名処方加算(処方箋料)として2点が加算(患者様にとっては負担増)されました。この加算は院外処方箋が対象で院内処方の方は適応されません。窓口会計の際にお渡しする医療費明細書に記載されていますので、対象になる方は御覧になって下さい。

一般名(※2) WHOに登録されて国際的に認められている薬の名称。
商品名(※1) 製薬会社が自社の薬を販売する際につけた名称。同一薬剤に対して異なる商品名があるため国際的に通用しない場合があります。

例えば、CMなどで胃酸の分泌を抑える「ガスター10」という薬を耳にされたことがあるでしょう。ガスターは商品名で、一般名は「ファモチジン」と言います。今までならば、院外処方箋に「ガスター」と記載があれば調剤薬局でも「ガスター」を出していました。ところが改定により、医師はガスターではなく「ファモチジン」と記載するようにと厚労省は推奨しているのです。ファモチジンのジェネリック医薬品にはガス◯◯◯、ガス△△△ファモ□□□、ファモ***などたくさんあります。(ファモチジンは現在医師の処方箋がなくても薬局で市販薬として購入できます。その際の名称がガスター10です)

医療費の仕組みもヤヤコシイですが、薬の話も難しいですね。

今までと同じ効果の薬が安く手に入るなんて、お得グッド(上向き矢印)というわけではないところが、ジェネリック医薬品の普及率の低さの要因の一つでもあるのです。

次回に続く・・。



posted by クランベリー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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