
地鎮祭が始まる直前のことです。
ここに接した道路で、スリップした車がひっくり返って止まっていました。幸い怪我人は出ませんがパトカーが数台やってきて・・。紅白のテントの反対側では大変なことが起こっていたのでした。
お陰で、警察官に遠目で見守られながらの地鎮祭となりました。
この頃は未だクリニックの名称が確定していませんでした。「大神等の御前に仮称さとうクリニック、かしこみかしこみ・・・」と神主さんに祝詞を奏上して頂くはめに。しかし神聖な場で仮称はいいのだろうか?今でもこの土地の神様は「仮称さとうクリニック」と思っていらっしゃるかもしれません。
地鎮祭での供え物は地域によって違いがあると思います。日本酒や米と共に、海の物も準備します。私はてっきり鯛かと思っていたら、この地域は「マス」が多いらしいです。(ますます栄えるようにという意味らしい)どちらにするか迷い、知り合いの神主さん(佐久市内の)に伺ってみました。「どちらでもいいけど、尾頭付きの鯛があったら張り切って祝詞あげちゃいますよ!何なら僕が行きましょうか!」と軽いお返事。この一言で鯛に決まりました。
その後、着工から完成まで大きなトラブルもなく順調に進みました。でも、皆さん覚えていますか。昨年の11月〜12月といえば耐震強度偽装事件で建設業界が大混乱していた頃です。うちもその煽りを浴び、地鎮祭が当初の予定から遅れてしまいました。構造計算が厳しくなり、建築確認の申請がなかなか下りなかったのです。その話はまた別の機会に。