この記事の続きです。
鉄筋を組む作業も大詰めとなりました。日程より数日遅れていましたが、全て手作業の工程なので、やむを得ません。
左上の写真
地下に通す給排水管を設置する作業も同時に行われました。
赤いホースがお湯、青のホースは水の配管です。そして、基礎工事に携わった職人さん達です。
右の写真
実はこれが何より紹介したかった写真です。
鉄筋と鉄筋の接合部は全て針金で結んであります。この結束が重要なのです。多数の太い鉄筋が密に使われていて、見るからに頑丈そうです。
左下の写真
クリニックの全体像です。これらの鉄筋はじき、コンクリートの中に埋もれてしまいます。職人さん達が何日もかけて作って下さったのに、この先、人目につくことはありません。これら3枚は、私が撮り続けた中でも格段思い入れのある写真です。
何度も繰り返しますが、耐震偽装事件で世間が大騒ぎになっていた時期でした。「何故鉄筋を減らすんだろうな・・」と職人さん達は事件に対し憤りを唱えていました。懸命に作業して下さった皆さんには今でも感謝の気持ちで一杯です。
ちなみに写真中央のお2人は、翌日の配筋検査に向けて最終チェックをしている三井ホームの現場担当の方と、本体工事を請け負って下さった与志本林業の方です。