2006年6月になり内装工事が始まりました。壁紙や床材を貼ったり、家具を設置したりと、見ているだけでワクワクする時期でした。
6月1日、中庭の壁面にタイルを貼りました。これもまた非常に思い出深い作業でした。
中庭の北側の壁には縦長の3連の窓があります。これは設計デザインの打ち合わせをしていた頃、とあるハウスメーカーのパンフレットに載っていたモデルハウスを参考させて頂いたものです。そこで使われていたタイルに興味津々!どの支店の管轄なのか解らず、問い合わせが出来ず悩んでいたら、設計士のS先生が情報を集めて下さいました。
石英が含まれるクオーツサイトという天然石で、直射日光が当たるとキラキラ輝いて見える、ダイヤモンドホワイトという凄い名前のタイルでした。国内のメーカーで扱っているので入手は可能ということでした。
現場担当のSWさんから「タイル届きましたよ」の連絡を受け、喜び勇んで実物と対面しました。天然石だけあってどれも色合いが違う!真っ白い箇所から濃いベージュまで様々でした。370ミリ角という、国産タイルにはない微妙な大きさ、しかも厚さも全て違う!これだけ様相の異なるタイルをどう貼るか・・、大問題でした。
インテリアコーディネーターのOさんと相談し、張り方を指定させて頂きたいと職人さんに御願いしました。届いたタイルを地面に並べパズルのように、レイアウトを考えました。(クリックして大きいサイズでご覧下さい)
1/2や1/3幅にカットしてもらい、使えないタイルを選別し、中庭まで運ぶ手伝いをし・・、午前中はSWさんが午後からはSさんに応援を御願いし、Oさんと私と職人さん達と皆で作業しました。
ここには書ききれない事も起こりましたが、張り終えた壁を見上げ、皆は大満足でした。美しい・・、この張り方にして良かった。「中庭だけは手を抜けないのです」そう言い続けてきた私、それを叶えて下さった三井ホームさん。皆の熱意が集結した特別な場所です。
この作業をした日は、2006年初めての夏日でした。強烈な紫外線とタイルをカットした際に出る粉塵を全身に浴び、一気に肌の老化が進んだ日でした。帰宅後鏡を見てビックリ!Oさんも同じように衝撃を受けたらしく、フェイスパックをしたことをお互い知ったのでした。