7日の午後には青空が見えていたので、停電のニュースを耳にしたのに、軽井沢に行ってみることに。佐久市内から軽井沢町追分の辺りまでは、いつも地元の人が利用する狭い山道を通ります。あちこちで木が倒れ、幹や枝が電線に引っ掛かっていました。車の上に倒れてきそうで怖かったです。国道の信号は停電のため機能していず、警察官が立っていました。渋滞を抜けてやっと旧軽井沢に着いても、停電と断水で店は閉店状態。カラマツの並木道が無惨な姿になったのを目の当たりにして、今回の台風の被害の大きさを痛感しました。今日の信濃毎日新聞(長野県の地元紙)から一部抜粋します。
台風9号による北佐久郡軽井沢町の停電は11日、5日ぶりに完全復旧した。1982(昭和57)年以来という風害は、地形的に遮断の役割を果たす物体が少ない東から暴風が吹き込んだことや、軽井沢ならではの樹木を残した景観があだとなって、数多くの倒木を招き、停電を引き起こした上に復旧を妨げた。
軽井沢測候所によると、軽井沢町は、北に浅間山、南に八風山や平尾山などがあり、台風が県内を通過しても暴風を直接受けない場合が多い。しかし台風9号は真南から接近したために、東からの暴風がもろに入り、最大瞬間風速27・7メートルを記録。同町では64年からの統計で2番目の強さとなった。
別荘地などに樹木が茂り豊かな緑に囲まれる同町だが、もともとは火山灰土壌。一般に根が浅く、成長した高い木々が各地でなぎ倒され、電線を断ち、電柱を破損した。
佐久市の被害は少なかったものの、軽井沢町や御代田町の住民の方々はかなりご苦労されたようです。台風の前後で、クリニックの患者様の予約のキャンセルが相次いだのが、うちにとっての痛手です。