2007年10月12日

このタイルから

久しぶりに開業前の話をしましょう。

2005年の5月に三井ホームさんに医院建築を依頼することにし、建物の設計プランを練ることになりました。照明、空調機器、家具、水回りの設備・・・、ありとあらゆるメーカーのパンフレットを集めました。その中で個人的に興味が高かったのは、タイルのカタログでした。

まだ建物全体の構想が固まっていなかった6月頃、このカタログを見て、これは絶対に使おうと即決したタイルがあります。ALESSI(アレッシー)のオレンジ色のタイルで、トイレの入り口に貼ってあるものです。

これが切っ掛け 実際のカタログ
泌尿器科の患者様の殆どがご使用になられるトイレをどの様な雰囲気に仕上げるのかが、最も力を注いだところでした。いかにも検尿用という味気ないスペースにだけはしたくなかったので、この男性と女性の顔が描かれたタイルは、これ以上無い打って付けの1枚でした。

ワインオープナーアレッシーはイタリアの家庭用品メーカーで、日本ではワインオープナーで一躍有名になりました。カタログの1ページ目に登場したタイルの写真を見た時、インテリアの方向性が見えたと言っても過言ではありません。先に入手した泌尿器科の小僧さんのポスターと共に、クリニックの顔になったのです。

トイレのドアもちろんこのタイルだけで男女の区別が不明確なので、引き戸には漢字で男性用、女性用と明記しています。
タイルメーカーは無料サンプルを送ってくれます。営業担当のSさんが依頼して下さったら、現物が届きました。端がほんの僅かに欠けていましたが、そのまま使えそうです。万が一割れてしまったらという不測の事態に備え追加発注して頂いたので、予備をそれぞれ1枚ずつ保管しています。設計の早い段階からインテリアの方向性が定まったのは良かったことです。これに合わせた壁紙や時計などの小物を探すのは大変ながら楽しい作業でした。




posted by クランベリー at 13:35| Comment(2) | TrackBack(0) | インテリアのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然ですが、昨日のクリニックでのことなど、書かせていただきます。

我里爺と私は待合室で順番が来るのを待っておりました。そこからは診察室と処置室の間に椅子が2脚壁際に置いてあるのが見えていたのですが、診察室から患者さんが出るとどこからか看護師さんが現れてその椅子を撤収しておりました。「我里爺さ〜ん」と呼ばれたのは、その直後でした。

この看護師さんは、我里爺が車椅子で来ていることを承知していて、通路を車椅子が楽に通れるように配慮して下さったのです。

診察が終わって待合室で会計を待っていた時に何気なく通路を見ると、いつの間にか椅子が2脚、壁際の元あった場所に戻されておりました。

佐賀のがばいばあちゃんの本に、人に気付かれないようにする親切が本当の親切だみたいな事が書かれておりましたが、正に今日はそんな親切を頂きました。

面と向ってお礼を言わなかったので、この場をお借りして「みなさんから親切に対応していただきました。ありがとうございました」とお礼申し上げます。
Posted by 我里 at 2007年10月12日 18:11
お年寄りの介護はさぞかし大変だろうと思います。私自身の実家が本家だったので、よく分かっているつもりです。

椅子のことは、私が頼んだわけではなく、スタッフが進んでやってくれたことです。自然に気配りが出来るスタッフと一緒に働けることを、誇りに思っています。

患者さんの満足が我々の満足です。気になることがありましたら、ぜひ御指摘下さい。
Posted by Dr.さとう at 2007年10月12日 21:24
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