2008年07月10日

車窓からU

最近ここの交差点を利用することが多いです。ちょうど信号待ちをしている間に、車の中から撮りました。

三井ホームの事務所でした


この春まで事務所として使われていた建物の前には、「テナント募集」の看板が立っています。
かつて此処の2階で開業準備のための打ち合わせをしました。多いときは週に3回、1年近く通った思いで深い建物です。
建物の設計、資金調達のための相談、たくさんの業者さんとの打ち合わせ・・。スタッフを採用する際の面接場所として貸して頂いたこともありました。
ここが無人になってしまい寂しい気がします。

現在はこちらに移転されました。これから家を建てる方、開業予定の方などは、この新しいモデルハウスの中にある打ち合わせスペースをご利用なさるようです。

それはそれで、羨ましい・・。
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2007年08月23日

医院完成内覧会

2006年7月30日10時〜15時に医院完成内覧会が行われました。病院の宣伝活動には規制があります。クリニック主体での広告は出せないので、あくまでも三井ホームさん主催の見学会です。

当日は道案内の意味で近所の何箇所かに、三井ホームさんの旗を立てて頂きました。こういった内覧会はお手の物の東信支店の皆様が準備をして下さったので、とても助かりました。

内覧会当日


受付を設けました

前日にやっと舗装が終わり、乾ききっていない駐車場です。玄関の脇に受付を設け、訪問された方々からお名前を頂戴いたしました。続きを読む
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2007年08月03日

最後は植樹

外構工事の終盤」の続きの記事です。

2006年8月になりました。内覧会を無事に終え、開業日までの残り3日間で駐車場に樹を植えました。

まずは、外構工事の残りの部分。駐車場の外灯の電気工事がありました。
外構の照明
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8月1日、モミの木など、これから植えようとしている樹木を仮置きしています。
実際の苗木を見ながら、植え付ける位置を決めていきました。
植栽がスタンバイ
炎天下での植樹作業は、樹にとてっも、人間にとっても過酷です。
植樹してます
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8月3日の午後6時頃の写真です。基礎工事が始まってから毎日撮り続け、これが最後になりました。植えた樹に水をたっぷりあげて、植樹は終わりました。これで、さとう泌尿器科クリニックの工事が完了です。ギリギリ開業に間に合いました。
院内ではスタッフの準備作業は終了していたので、慌ただしい雰囲気はありませんでした。「本当に明日から患者様をお迎えできるのだろうか・・」心配しながらも、院長は「こんなに気持ちの余裕をもって開業できるとは思わなかった」と言っていました。

2006年8月3日

最後の写真続きを読む
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2007年07月30日

外構工事の終盤

医院内覧会の広告チラシ」の続きの記事です。

2006年7月下旬、医院内覧会を目前にし、駐車場の工事は追い込みです。豪雨で一時中断したのでもう余裕はありません。

06.7.23

06.7.25 06.7.26

駐車場から道路へと勾配をつけるために、敷地全体の土をすいています。
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7月27日に看板が設置されました。
看板を設置

舗装の下地 舗装の開始

舗装する前に砕石を入れて土地をならしているところです。浸透式のアスファルトにしたので、雨水が直ぐに染み込んでいき水たまりが出来にくいタイプです。ただ、気温が高かったこともあり、乾燥するまで時間がかかりました。敷地全体の舗装が終わったのは内覧会前日の7月29日でした。

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2007年07月26日

医院内覧会の広告チラシ

豪雨で工事中断」の続きの記事です。


内覧会のチラシ


2006年7月30日に医院完成内覧会を予定していました。三井ホームさんの主催で、開院前の医院を一般の皆様にご覧頂くという主旨のものです。これが新聞折り込み広告として7月27日の木曜日に配布した実際のチラシです。クリニックのホームページを作成して下さった小諸市の広告代理店さんにデザインして頂きました。


続きの文章を読む
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2007年07月18日

豪雨で工事中断

レントゲン機器搬入」の続きの記事です。

2006年7月15日から梅雨前線の活動が活発になりましたが、雨の中でも外構工事は進められていました。左は玄関にスロープを造っているところです。看板の土台を作るために大きな穴が掘られていたので、ポンプで雨水をくみ上げています。
スロープの周囲 排水作業


7月18日から19日にかけての豪雨で長野県岡谷市を中心に土砂災害が発生しました。佐久市でもかなりの大雨で、現場もこの有様でした。(仮の看板が傾いていますね)
さすがに外構工事は中止です。本当はこの頃に駐車場の舗装を予定していました。ところが、土砂崩れの復興作業のため、建築会社の皆さんは殆ど、岡谷や諏訪に借り出されました。人手がないのでクリニックの工事はお休みという訳です。こちらもそろそろ期限が迫ってきているものの、災害ならば仕方ありません。
大雨の後

クリニックの前の道路では丁度遺跡発掘調査が行われていました。地面を掘り下げているので、まるでプールのようでした。

クリニック前の道路です

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2007年07月15日

レントゲン機器搬入

外構工事の開始」の続きの記事です。

2006年7月11日の建物の引き渡しがありました。建物工事の終了と同時に医療器械を設置しなければなりません。ちょうどこの日、一番の大物、レントゲン機器が搬入されました。待合室などよりも大量のコンクリートが流された床下、重量のある鉛ボードなどが、レントゲンがやってくるのを待ちかまえていました!
名古屋からいらした、レントゲンメーカーの担当者さんも立ち合いました。レントゲンの器械は相当重いらしいです。そのために先ずは玄関の段差を無くすために足場を作りました。小さなクレーン車で部材を吊り上げ、トラックから荷下ろします。待合室に一度仮置きしてから、レントゲン室へと運び組み立てていきした。


搬入のための足場 滑車で吊り上げて

待合室に仮置き 操作室

レントゲン本体

泌尿器科でのレントゲン撮影は内科さんのように多くはありませんが、膀胱機能検査尿路造影検査などで使用します。


手術室には滅菌水を作る器械が設置されました。流しの上にある鏡のような物です。徐々に医院らしい雰囲気になってきました。

滅菌水を作る器械 鏡のようですが実は
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2007年07月09日

外構工事の開始

足場を撤去」の続きの記事です。

2006年7月、いよいよ建物外回りの設備工事が始まりました。

室外機や灯油のタンク等が設置されました。自動販売機も到着です。他の飲料メーカーの自販機も候補に挙がりましたが、コカコーラーが欲しかったので、これになりました。紙コップのタイプです。

  室外機設置  自動販売機を設置

玄関先のタイルを貼ってもらいました。タイル選びのポイントの一つは、表面に傷が付いたり欠けたりしても目立ちにくいこと。タイルといっても磁器質のもの、セメント質、セラミック、天然石など様々です。
例えば、表面が青いタイルであっても内部がダークグレーといった物もあります。そうすると、色の違う箇所が目立ってしまうことになります。玄関は御来院される方々が必ず通る場所なので、ここのタイル選びにも気を遣いました。雨の日でも滑りにくいことも大切です。

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2007年06月30日

足場を撤去

中庭の工事」の続きの記事です。

外壁作業が終了し、足場を解体する日となりました。この「M」のイメージシートともサヨナラです。

イメージシート見納め


2006年6月29日にブルーシートは外されました。その前夜、職人さん達が帰られてから足場に登り、記念?に一番高い所まで行ってみました。流石に怖くて屋根には上がれなかったけれど、いい眺めでした。
医院玄関の上部 屋根瓦

翌日、イメージシートが掛かっていた辺りから撮りました。次いで足場も解体され、トラックで運ばれていきます。6月30日の午後にクリニックの建物は誕生しました。
ブルーシートが外されました 足場が運ばれていきます


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2007年06月26日

中庭の工事

2回目の造作家具の搬入」の続きの記事です。

天気が味方してくれて外壁塗りは無事に進行し、更に汚れ防止のトップコートを吹き付け、3日間に渡る作業は終了しました。

中庭の壁から仕上げて頂いたので、最初にブルーシートが外されました。
ブルーシートで覆われていた時 中庭の足場を外す


足場が撤去されてからの作業です。クリニックで唯一、床暖房にしたので(融雪のため)熱線が引かれました。そこに生コンを流して表面を均します。
熱線を敷く さらに生コンを追加

院内にはタイルを貼った場所が幾つかあります。タイル選びは楽しかったけれど、中庭部分は難航しました。設計図を考える段階から、ここには水盤を置くつもりだったので、それが映えるタイルはどんな色調なのか、随分考えました。土のイメージでダークブラウンにするか、赤茶色の煉瓦にするか・・・。
ある時、○藤○恵さんという洋菓子研究家の本を思い出しました。○藤さんは週末だけ自宅の中庭をカフェとして開放しており、その写真がレシピ本に載っていました。インテリアコーディネーターのOさんとの打ち合わせの際、その本を持参し、ページを開いた瞬間、Oさんと私と、このタイルしかない!と閃きました。
方向性が決まれば、カタログの中から似たようなタイルを探すのはお手の物のOさん。直ぐにサンプルを取り寄せ決定したのが、現在の白いタイルです。

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2007年06月24日

2回目の造作家具の搬入

壁が明るくなった」の続きの記事です。

2006年6月21日は造作家具の2回目の搬入設置でした。

下駄箱です 検尿コーナー
下駄箱で、左側はスリッパの紫外線消毒ボックスを置くスペースです。右の写真は尿検査を行うスペースです。中央のカウンターの上に遠心分離器を置きます。この周囲は汚れの飛び散りを考慮し、壁は全面パネル張りです。ここを普通の壁紙にすると、シミになって大変かと思います。



こちらは手術室 カウンターの裏側
左は手術室の流し台です。天板はステンレスの一枚板、扉の面材はステンレスに似た質感のメラミンです。左端には食洗機が入ります。
受付カウンターの裏側です。ダンボールがかかっている部分がデスクになります。デスクとカウンターの間のコンセントが並んでいる立ち上がり部分は、マグネットが使えるようにしました。メモ用紙をペタペタ貼れますよ。
壁紙から床を貼る作業に移行した頃でもあります。

配線の中枢  外壁の下地を塗りました
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2007年06月20日

壁が明るくなった

造作家具設置」の続きの記事です。

2006年6月中旬は内装工事の真っ最中でした。ベージュ色の石膏ボードに上にに壁紙が貼られたので、一気に明るくなりました。照明の取り付け位置やコンセントの位置など、壁紙を貼ってからでは変更が難しくなる箇所は事前に関係者が立ち合い、確認していきました。


真ん中には自動販売機を設置しました。 ゴミもしっかり分別してます。
  自動販売機の設置スペース ゴミの分類
工事中はたくさんのゴミや廃材がでます。三井ホームさんは凄いなーと思ったことが、現場がいつも整然としていることでした。もちろん作業中はいろんな工具が散らばっていますがゴミの分別収集は徹底していました。現場担当のSWさんや現場監督のNさん、皆さんホウキを手にしている姿をよくみかけました。職人さん達も喫煙スペースでしか煙草を吸いません。吸い殻が落ちているなんてことはありませんでした。(機会があれば道路工事の現場とか覗いて見て下さい。結構、掘った穴の中に煙草や空き缶が捨てられていますよ)

ちょうどこの頃院長の両親が遊びにきました。「キレイにしているな、吸い殻もないし」と言いながら歩きタバコをする父が・・。「タバコはあちらで吸って下さい」と言えるはずはない私。「そうですね、皆さんコマメに片付けて下さってますから〜」と答えるに留まりました。院長も父もゴミには敏感なので、そういった意味からも自分たちにとって三井ホームさんは頼れるメーカーさんです。


水道設備工事も始まり、手洗いボウルが付きました。右は処置室。
  トイレの様子 処置室も壁紙が貼られていました


この時期の最大の関心事は外壁のことでした。続きを読む
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2007年06月16日

造作家具を設置


中庭の壁面タイル」の続きの記事です。

まずは内装屋さんの様子から。石膏ボードの表面を平らにするため、隙間やネジの所などをパテで埋めます。ベージュのボードに白い跡がつくので、いきなり部屋に入るとビックリするような光景でした。

左は点滴室。右は玄関の風除室の天井です。丸い穴には照明が入ります。
壁紙を貼る前に 風除室の天井

2006年6月9日に最初の造作家具が搬入、設置されました。

既製のオフィス家具では適当なサイズがなかったりしたので、いろいろな家具をオーダーして作って頂きました。インテリアコーディネーターのOさんと、この場所にはこのような物を置こうとプランを練り、各所1?p単位でサイズを調整していきました。Oさんがそのプランを基に松本市にあるTACT(タクト)さんという家具屋さんと打ち合わせをして下さいました。この日は受付カウンターと処置室の流し台、手術室の流し台等でした。

受付の奥 カウンターが設置

処置室のシンクと収納 設置後は養生シートをかけます

松本市内にある工場で作成し、現場で微調整しながら設置します。予め何度もサイズの計測にいらしていたタクトのAさん。図面通りにカウンターが完成していても、実際に設置するまでドキドキしていたそうです。受付カウンターはピッタリ!ジャストサイズで仕上がっていました。壁と柱の位置を正確に作って下さった大工さんにも感謝しました。ミリ単位で作業するタクトさんの職人技にも感動です。
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2007年06月11日

中庭の壁面タイル

工事中の看板」の続きの記事です。

2006年6月になり内装工事が始まりました。壁紙や床材を貼ったり、家具を設置したりと、見ているだけでワクワクする時期でした。
6月1日、中庭の壁面にタイルを貼りました。これもまた非常に思い出深い作業でした。

中庭の北側の壁には縦長の3連の窓があります。これは設計デザインの打ち合わせをしていた頃、とあるハウスメーカーのパンフレットに載っていたモデルハウスを参考させて頂いたものです。そこで使われていたタイルに興味津々!どの支店の管轄なのか解らず、問い合わせが出来ず悩んでいたら、設計士のS先生が情報を集めて下さいました。
石英が含まれるクオーツサイトという天然石で、直射日光が当たるとキラキラ輝いて見える、ダイヤモンドホワイトという凄い名前のタイルでした。国内のメーカーで扱っているので入手は可能ということでした。

現場担当のSWさんから「タイル届きましたよ」の連絡を受け、喜び勇んで実物と対面しました。天然石だけあってどれも色合いが違う!真っ白い箇所から濃いベージュまで様々でした。370ミリ角という、国産タイルにはない微妙な大きさ、しかも厚さも全て違う!これだけ様相の異なるタイルをどう貼るか・・、大問題でした。


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2007年06月03日

工事中の看板

 「大工さんの御指摘とデラクリート」の続きで2006年5月下旬の記事です。

工事中につきご迷惑をお掛けしております、の看板を2006年5月25日に現場に設置しました。地域の方々に泌尿器科のクリニックを作っているのだという御挨拶も兼ねています。これでやっと、三井ホームさんはあの場所に何を建てているのか?といった疑問にお答えできるようになりました。建築確認の看板には「仮称佐藤クリニック」と小さく記載されているので、気付かれなかったのかも。
ホームページアドレスも記載しているのですが、ドメインを取得しただけで作成はしていない頃です。この看板は三井ホームの担当者Sさんが手配して下さったもので、先日の屋外広告とは別の会社です。モデルハウスで使った看板を再利用させて頂けたので、こちらの料金もちょっとお得!

最初の看板です

これほど工事が進んでいるのに、夜間は誰でも出入りできる状態でした。よく悪戯されなかったと思います。自動ドアや他の玄関ドアが設置されたので、ようやく鍵を掛けられるようになりました。施主でであっても、建物の引き渡し前なので夜間休日は侵入できませんでした。(後から解錠の方法は教えて頂きました)
自動ドアの枠 自動ドアが設置される

レントゲン室の壁際の床下にはコード類を収納するための溝があります。シャワールームも設置されました。
レントゲン室の床 シャワールームを設置

設備機器を設置するための基礎となる工事が進んでいました。いよいよ機材が設置されます。2006年5月31日、外壁の吹きつけ作業のため、ブルーシートが掛けられました。
いよいよブルーシートが掛かりました
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2007年05月19日

大工さんの御指摘とデラクリート

QOALITY×DESIGN]の続きで、2006年5月中旬の記録です。

内部工事は大部進みました。この時期の大工さん仕事は主に直線断ちの建材での造作工事です。
クリニックの各部屋の出入り口は車椅子が通りやすいように、通常の住宅の間口よりも広めに設計して頂きました。三井ホームさんの基準外のサイズになるため、全て現場でカット、調整しての作業になり、1週間近くかかったでしょうか。(結構大変だったようです)

  白い板を組み立てると  →    引き戸の枠になります          
 ドア枠の造作 手術室の出入り口

車椅子の事も踏まえ、患者様が出入りされる箇所は全て引き戸にしました。ドアは受付や院長室など極一部です。ドアは蝶番があるので、引き戸のほうが間口の有効サイズを幅広く確保できます。(身障者用のトイレは殆ど引き戸です)

引き戸の枠の作業が終盤にさしかかった2006年5月21日。三井ホームの現場担当のSWさんから、「大工さんが本当に車椅子が通れるのか心配している」という連絡を受け、直ぐに現場で話し合いを持ちました。現状の間口でも大丈夫といえば大丈夫でした。引き戸に付ける「取っ手」によって全開放できる戸と、引いたときに数センチ残ってしまう戸があることに気がつきました。(取っ手の写真は後日改めて掲載します)有効な間口サイズが確保できないのではないかと、大工さんが指摘して下さったのです。盲点でした・・。

次の日、佐久病院に御願いをして車椅子を借りてきました。全ての入り口をチェックしました。結果、現状でも大丈夫な所、やや狭い所がやはりありました。その時の写真です。

車椅子を試す


車椅子のタイヤと戸の間で、手を挟むことのないよう安全には十分留保しなければなりません。大工さんにあの時御指摘頂かなければ、大変な事になるところでした。狭めな箇所は再工事して頂くことになりました。
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2007年05月17日

QUALITY×DESIGN

1枚50sの石膏ボード」の続きです。

2006年5月の工事現場の様子をお伝えします。
工事中の建物に○○建設とか△△ハウスといったシートが掲げられているのをご覧になったことがあると思います。5月10日に赤が印象的な三井ホームさんのイメージシートが、クリニックの足場に取り付けられました。Mのデザインはダブルシールドパネルの屋根をデザインしたものです。

イメージシート


通りから良く見える場所に付けられたので、かなり人目を引いたようです。まだクリニックの看板を立てる前だったので、「三井さんはあの場所に何を建てているのか?」と営業の方々は随分尋ねられたそうです。建物が完成してからもしばらくは、クリニックの場所を説明すると、「あー、あの三井さんが工事していた所だね」と何度も言われました。改めて1枚のイメージシートの効果を感じました。

5月2日から11日までの写真を紹介します。

毎日のように届く部材       初公開、スタッフルームです。
届いた部材です  スタッフルームの給湯室

玄関から覗いた待合室      診察室前の廊下
風除室から待合室  廊下です

左は5月10日の男子トイレと女子トイレです。次の日には右のように、見違えるように仕上がっていました。
10日はこうで・・  次の日はこうです




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2007年05月10日

1枚50sの石膏ボード

上棟立ち会い」の続きです。

三井ホームさんの社内検査が終わると貼られるシールです。2006年4月13日に上棟検査、18日に防水検査が行われました。

検査のステッカー


床下にもたくさんの電気配線や給水設備の配管が通っています。壁や天井にロックウールの断熱材を詰め、その上に防湿機密フィルム(黄色のビニールのような物)を貼ります。更に、合板や石膏ボードを取り付けます。

給水用の配管    天井にも梁
洗面室にある床下点検口    待合室の天井

手術室 レントゲン室の入り口
手術室               レントゲン室の入り口

待合室や診察室などは一般住宅と同じ工法ですが、レントゲン室は特殊な仕様になります。放射線が漏れないように、天井と壁全部に、鉛ボード(鉛を裏打ちした石膏ボード)を貼ります。照明や換気口も鉛板や鉛テープで徹底的に覆います。鉛ボードは1枚50sの重さです。約8畳のレントゲン室の内部に貼るだけでも丸一日かかりました。

4月はこの様な工事でした。少しずつ現在のクリニックの形に近づいてきました。
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2007年05月07日

上棟立ち会い

建物内部の工事が始まる」の続きです。

2006年4月8日に上棟立ち会いを予定していたので、設備工事の関係の方達は追い込みの作業でした。コンセントの位置、吸排気口の位置、ドアの間口の広さ等々、点検事項は星の数ほど。レントゲンや内視鏡などの医療器械を設置するための特殊な加工も必要になります。三井ホームの担当のSさんに御願いして、上棟前の事前打ち合わせを設けて頂きました。

3月14日14時、建築士さん、現場監督さん、電気、水道、空調、医療器械のメーカーさん、自動ドアのメーカーさん、セキュリティー会社の方、インテリアコーディネーターさん、消火器のメーカーさんまで、とにかくあらゆる業種の方々に集まって頂きました。 15、6名はいらしたでしょうか。三井ホーム佐久営業所の2階フロアー全部のスペースを使っての大会議が始まりました。

各業種が集まると、何か1つの疑問が発生した際、「これはこうした方がいいよ」と直ぐにアドバイスを頂戴し、修正変更することができます。意外にな所に見落としはあるものですからね。

メーカーさんは担当箇所が終われば帰れますが、最初からズーッと気を抜けなかったのは電気工事のH野さんでした。どの設備も電気配線を必要とします。水道の蛇口でさえもです。普段は現場で働いているので、打ち合わせに参加する機会は殆どないH野さん。会議が終わるとフラフラになっていました!よほど堪えたたのでしょうか。「クリニックの工事はさとうクリニックさんで最後にした、もうやらない」と話していました。冗談だと思いますけど・・。

この打ち合わせの結果を図面に反映し、それに基づき工事をして頂いていたので、上棟立ち会いはとてもムーズに終わりました。院長はコンセントの位置にかなり拘っていましたから、大きな問題はなく視認確認ができました。縦横無尽にクリニック内部を這い回る配線工事をほぼお一人で手掛けてくださったH野さんのご尽力のお陰です。お世話になりました!

2006年4月前半の写真は追記に載せました。
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2007年04月28日

医療施設探訪

先日、佐久市近郊で新規に開業する2件の医療機関の内覧会に伺いました。うち1件は三井ホームさんが施工されたクリニックさんでした。長野県内でも開業希望の医師が増えています。総合病院の医師不足の一端を当院も担っていると考えると、肩身が狭いです。

どちらの医療施設も充実した医療機器を揃えておられましたし、何よりスタッフの皆様が、希望と意欲に満ちあふれていらっしゃるとお見受け致しました。見学させて頂き、ありがとうございました。無事に開業の日を迎えられますように。

私たちが開業準備をしていた頃も内覧会に出掛けました。その頃は近隣での新規開業は殆ど無く、松本市で小児科医院や産科の病院、歯科医院の外観デザインまで見て回りました。どこも院長先生の御意向に沿った良い施設でした。もちろん、モデルハウスや一般住宅の見学会も相当数、行きました。どうしても見たいモデルハウスがあって突然、大宮まで車を走らせたことも。各所を見学する度に参考にしたいところがあって何度、担当のSさんを困らせたことか。

衝動的に取り入れたのが、ナショナルの家庭用の食洗機です。手術室の流しに設置しています。使用したピンセットなど医療器材をこれで洗ってから高圧滅菌します。食洗機に除菌機能があるし、手洗いよりも汚れの落ちがいいのです。(ご家庭で使用されている方ならわかりますよね)当院での使用頻度は少ないですが、あると心強い便利物です。

当院でも開業の1週間ほど前に内覧会を開きました。新しい建物はやっぱり気持ちいいですね〜、と仰って頂いてから9ヶ月・・。内覧会から帰って改めて院内を見渡すと、床が黒ずんできているのに気付きました。そろそろハウスクリーニングをいれなければ・・・。
posted by クランベリー at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 開業までの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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